アントシアニン類

● アントシアニン類とは？

アントシアニンは、植物に含まれる紫色系の色素で、ポリフェノールのフラボノイド系に属します。
ブドウ、ブルーベリー、カシス、黒大豆、小豆、紫イモ、赤キャベツなどに比較的多く含まれます。

他のポリフェノールと同様、強い抗酸化作用や免疫力向上の効果があります。
特にアントシアニンは目の健康を維持する働きが大きく、視神経の働きを支えるロドプシンという色素の再合成を促進し、目の疲労回復や視力向上に効果を発揮します。
アントシアニン類は、アントシアニジン、糖、酸の３つの部分で構成され、この組み合わせにより赤色系統から青色系統まで様々な色の相違があります。

アントシアニンが含まれている代表的なものに、ブルーベリーがあります。
ブルーベリーには、15種類のアントシアニンが含まれていますが、含有量は、ブルーベリーの種類によって異なります。
中でも、ビルベリーにはアントシアニンが最も多く含まれていると言われ、サプリメントの原料はビルベリーが使用されることが多いです。

● 目に良いと言われるアントシアニン

人間の目にはロドプシンという色素体があって、このロドプシンの働きによって目が見えるのです。
薄暗いところで本を読んだり、テレビやパソコンの画面を長時間見続けると、目がチカチカしたり、視界がかすんでしまいます。これは、ロドプシンの働きがうまくいかないために起こっているのです。そのため、疲れ目の予防・改善にはロドプシンの働きを正常に保つことがポイントになります。