クレアチン

● クレアチンとは？

クレアチンは、アミノ酸の一種で、グリシン、アルギニン、メチオニンから、主に肝臓や腎臓内で合成され、ほとんどが骨格筋にクレアチンリン酸として貯蔵され、運動時のエネルギーを補充するために使われます。
その運動時に不可欠なのが、ATP（アデノシン三リン酸）というエネルギー物質です。
過激な運動時にはATPが消耗するので、筋肉内では絶えずATPを再合成しますが、この時に反応する物質がクレアチンリン酸です。
ここで、十分なクレアチンリン酸が筋肉内に存在することにより、エネルギー補充が可能になり、運動を続けられます。

● スポーツ選手にクレアチン

クレアチンは、通常食事をしていれば特に不足することはありません。
筋肉中に貯蔵されているクレアチンリン酸は、瞬発力や、重いウエイトを全力で上げるような場面で大きな関わりを持っています。
そのため、スポーツ選手（短距離運動など）には有効な成分で、筋肉作りを行う、プロテインやアミノ酸とともに、アスリートに広く使用されている成分です。

● クレアチンの摂取法

肉や魚に含まれ、一般的には通常の食事で不足することは考えられません。
クレアチンはスポーツドリンクとして筋肉内の水分量を増やす役割があり、筋肉量の増加に効果があると言われておりますので、スポーツ選手には有効です。

● 摂取の注意点

安全性については、適切に経口摂取すれば安全性が示唆されていますが、妊娠中・授乳中については充分なデータがないので使用は避けたほうが望ましい。

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