● フコイダンとは? |
フコイダンは、海藻の表面にある、ぬめりの部分に含まれている成分です。
単糖類のフコースに硫酸基などが結合した多糖類の総称で、食物繊維の一種です。
海藻の中でも、コンブ、ワカメ、ヒジキ、モズクなどの褐藻類の特有の成分です。
モズクから抽出したフコイダンには、胃潰瘍や胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ菌を吸着して体外に排出する働きが、ガゴメコンブ由来のフコイダンには、細胞の再生を促進する分泌を高める働きがあります。
カゴメコンブは、日本に生息する30種類以上のコンブの中でも、ネバリ成分を多く含み、「フコイダン」の含有量は真昆布のおよそ3倍と言われます。
この他にも、フコイダン全般に言える作用は、胃の粘膜の保護や中性脂肪の抑制、抗菌、抗酸化など様々です。 |
● 海藻のぬめり成分の働き |
海藻に含まれる「フコイダン」、つまりぬめりの成分は、天然の潤い成分と言われます。
フコイダンは、海藻の葉にある粘膜管から分泌されます。
葉や茎が潮の流れや砂により傷つけられてしまい、そこから最近が侵入しないように防御してくれます。
さらに、引き潮の時に水分が乾いてしまわないように、乾燥を防いでくれます。 |
● 海藻の種類 |
≪緑藻類(りょくそうるい)≫
あおのり・あおさ等
葉緑素(光合成色素としてクロロフィルを含んでいる藻類のこと)を持ち、キレイな緑色です。
マグネシウム、銅、アルミニウムなどが豊富です。
≪褐藻類(かっそうるい)≫
わかめ・ひじき・こんぶ・もずく等
葉緑素「クロロフィル」の他に、フコキサンチンと呼ばれる褐色の色素をもちます。
大型なものが多く、茶色がかった緑色をしています。
アルギン酸を豊富に含みます。
≪紅藻類(こうそうるい)≫
あまのり・てんぐさ等
葉緑素(クロロフィル)の他に、フィコエリトリンという赤色の色素をもちます。
海藻の中ではそれほどミネラルの含有量は多くありません。 |
● フコイダンの摂取法 |
フコイダンを特に多く含む海藻はモズクです。オキナワモズクはさらに含有量が高くなります。
摂取量の目安は1日約1000mgと言われ、ワカメのみそ汁なら1杯あたり45mgのフコイダンが含まれます。
ビタミン、ミネラル、食物繊維なども豊富なので、積極的に摂取したい成分です。 |
● フコイダンを摂取できる食品 |
海藻類(モズク、コンブ、ワカメ、ヒジキなど) |
● 摂取の注意点 |
ヨードを多く含むので、甲状腺疾患の方は注意が必要です。 |
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