● ラクトフェリンとは? |
ラクトフェリンは、哺乳動物の乳や唾液、涙などの分泌液に含まれているタンパク質です。
特に母乳に多く含まれ、抵抗力の弱い乳児を最近やウイルスから守る働きをしています。
この働きは成人に対しても同じように有効で、免疫機能強化、抗菌、抗炎症、抗がん作用などがあることがわかっています。
ラクトフェリンは、胃の中に存在するペプシンという酵素で分解され、一部はラクトフェリシンという抗菌ペプチドとなります。 この物質が悪玉菌と言われる大腸菌やO-157、ヘリコバクター・ピロリ菌、カンジダ菌などに対して強い殺菌効果を発揮します。
この抗菌作用は、最近ではC型肝炎にも効果的という研究結果もあります。
さらにラクトフェリンには、鉄とくっつく性質があります。鉄分が不足している時には腸からの鉄の吸収を促進し、逆に鉄が余っている時には鉄の吸収を抑えるように働くため、貧血気味の人には効果が期待できます。 |
● クロムラクトフェリンとは |
クロムラクトフェリンとは、クロムとラクトフェリンを結合させたものです。
クロムは、糖尿の改善に有効だと言われていますが、吸収率が悪いのでタンパク質であるラクトフェリンを合わせることで吸収率が上がります。
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● 多機能タンパク質「ラクトフェリン」 |
「ラクトフェリン」は、1939年にデンマークの科学者によって発見されました。
ラクト=ミルク、フェリン=鉄と結合に由来して名付けられたといわれています。
鉄と結合しやすい特性から赤みがかった色をしているため”牛乳の赤いたんぱく質”とも呼ばれています。
私たち人間を含む哺乳類の乳や、だ液、涙、血液(白血球)のほか、牛の乳(生乳)にも含まれていますが、なかでももっとも多いとされるのがヒトの出産直後の初乳です。その濃度は牛の初乳の約10倍もあり、母乳中のたんぱく質の約10%~30%(1リットル当たり8g)を占めるほどです。
母乳に含まれていることから、抵抗力のないの赤ちゃんを細菌やウイルスから守り、子供の成長を助ける成分として注目されており、生活習慣にかかわる健康成分として様々な働きが見出され研究が進められています。
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● ラクトフェリンの摂取法 |
熱に弱い性質のため、熱処理された牛乳ではほとんど期待できません。ゴーダやチェダーなどのナチュラルチーズには含まれていますが、食品から摂取するよりサプリメントで摂取するほうが効率は良いです。 |
● ラクトフェリンを摂取できる食品 |
ナチュラルチーズ |
● 摂取の注意点 |
牛乳に対してアレルギーがある人は控えた方がよさそうです。 |
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