メリロート

◆メリロートの説明

メリロートは、欧州からアジアにかけて広く分布するマメ科の二年草です。
日本でも海岸や川岸に多く自生しており、夏になるとサルビアに似た黄色い花を咲かせます。この開花時期に収穫されたハーブには桜餅のような甘い香りがあり、スイートクローバーとも呼ばれています。
欧州の植物療法では、目の炎症や胃腸の膨満感を抑える薬草として使われたり、甘い香りを利用して、お茶やタバコに加えたり、香水やアロマテラピーにも利用されています。この香りはポリフェノールの一種であり、クマリンというサクラやシナモンにも含まれる芳香化合物によるものです。
このクマリンに、手足のむくみや血行不良からくる冷えなどの改善に良いと期待されています。また、血流や水分代謝を促す事で、セルライトをできにくくするとも考えられています。

≪摂取方法について≫
むくみ改善には、メリロートエキス換算で、1日300mg～3ｇの摂取が目安だと言われています。ただし、有効成分のクマリンは大量に摂取すると肝機能障害などの副作用が出るため、これを考慮してＥＵでは体重1ｋｇあたり0.1mgと規定しています。

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